効果的な学習法: 知識を定式化する20個のルール

学習の大きな障害となるのは「知識を定式化すること」です。この障害を乗り越えるために、この記事が役立つでしょう。


学習の速さは、題材をどのような形式にまとめたか、に左右されます。
うまく定式化すれば何倍も速く学習できます。
その差は驚くほどです!


以下に挙げるルールは 重要性の順に並んでいます。
先に挙げたルールが、もっとも頻繁に破られ・もっとも効果の高いものです。


この記事では、あなたが SRS を使って学習を進めると想定しています。
つまり、教材を1回読むだけでなく、最適なタイミングで復習を繰り返すということです (SuperMemoのように)。

学習において 知識を定式化する20個のルール

1. 理解していないものを 暗記してはいけない

理解していないことを暗記しようとするのは、とんでもなく無駄なことです。
それでもなお、驚くほど多くの学生が、理解なき暗記という無駄に傾倒しています。
それ以外の選択肢がない場合も多いのです!
教科書や講義資料は 嘆かわしいほど質が低く、しかし試験の日程は動かせないのです。


もし あなたがドイツ語を理解できなくても、ドイツ語で書かれたドイツ史の教科書を暗記することは可能です。
本の内容を一言一句 丸暗記すればいいのです。
しかし、このような「盲目的な学習」には 天文学的な時間がかかります。
さらに重要なことは: このような知識の価値は ほぼゼロ ということです。
ドイツ語で書かれたドイツ史の本を あなたが丸暗記できたとしても、あなたはやはり、ドイツ史について 何も知らない のです。


ドイツ語のドイツ史という例は 極端なものです。
しかし、以下のようなことは 起こりうるので要注意です。
あなたが学習しようとしている教材は よくまとまっています。それを理解できないことで あなたは自分を責めます。
そしてあなたは、「いつかきっと役に立つ」と当てもなく信じて、価値のない教材によって 学習プロセスを散らかし始めるのです。