神奈川県知事選挙…「松沢しげふみ」には投票しない

神奈川県知事選挙の立候補者が出たようだが。
私は言論・出版・表現の自由を保障した日本国憲法第21条を尊重する。
現職の松沢成文(しげふみ) は、明確な根拠もなしに憲法第21条を制限した実績があるため、私は彼には投票しない。


神奈川県は2005年6月7日、ゲームソフト『Grand Theft Auto III』 (GTA3) を県青少年保護育成条例の「有害図書」に指定した。これによりGTA3は、
「(同条例 第7条 5) 何人も、青少年に対し、有害図書類を販売し、頒布し、交換し、贈与し、若しくは貸し付け、又は読ませ、聴かせ、 若しくは見せてはならない。」、違反した者は「(同 第37条 4) 30万円以下の罰金に処する。」となる。


日本国憲法は、すべての法律の最上位に位置する、最優先の法律である。
だから、憲法で定められた権利を規制するような法律・条例は、特に (劇薬のように) 慎重に扱う必要がある。


神奈川県青少年課に電話で問い合わせた人がいる。
http://yokohama.seesaa.net/article/2331883.html

Q.松沢知事は「バーチャルとリアリティーの区別が付かなくなって犯罪に走ってしまうことが多々ある。今の子どもたちにとってゲームソフトが与える影響は大きい」と言ってますが、児童性犯罪者の再犯率のように明確なデータはありますか?

A.データとか、そんなものはない。

Q.全然ないんですか?

A.まったくない。しかし、それは誰しも正しいと思うはずだ。いろんな週刊誌やいろんなニュースやいろんな学者が言っている。

Q.いろんな学者って誰ですか?

A.そんなものの名前はいちいち上げられない。社会全員が言ってるし、親だって子供からそういうものは遠ざけたいはずだし、すべての人の賛同を得られるものだと思っている。

Q.では知事が言っている「区別がつかなくて犯罪が起こる」というのはどういうところからですか?

A.それを見たから犯罪が起こるとか、個別のケースの中でそういう指摘があるものも散見されるが、絶対的な因果関係などは言ってない。
知事がそう言うのは、みなさんがこういうものは良くないと認識しているからだ。

(中略)
Q.再度確認しますが、明確なデータはないんですね。

A.データなんてものはない。全然ない。でも、いろんなところでみんなが言ってるし、そう思ってるし、色んなところでそう書かれている。


すさまじいまでの「データなんてものはない」。つまり神奈川県知事と青少年課は、データなしに完全な思い込みで、憲法第21条を制限しているわけだ。


知事の思い込みだけで憲法に反することをやっていい、となれば、
どんな神奈川県ができるだろう?


:<妄想>
A「県内で起きた殺人事件の犯人として、あなたを逮捕する。」
B「えっ、そんな、証拠はあるんですか!?」
A「証拠とか、そんなものはない。しかし、それは誰しも正しいと思うはずだ。いろんなところでみんなが言ってるし、そう思ってるし、色んなところでそう書かれている。」


憲法で定められた自由を、データ (証拠) なしに規制すると、このような社会になる。
松沢しげふみ には投票しない。