ネットに死の宣告「青少年ネット規制法」成立

「青少年ネット規制法」成立
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0806/11/news056.html


今日は、日本のインターネットがガン宣告を受けた日として語り継がれるかもしれない。
即座に死ぬわけではないが、それは確実に少しずつ、日本のネットにおける言論・表現の自由を蝕んでいくだろう。


フィルタリングされる有害情報の定義が曖昧なので、結局は、政府や警察官僚の気に食わないサイトを弾圧するために使うことができる。
例えば、あのゲームの攻略サイトなんかは、あのゲームじたいが犯罪を誘発する有害図書なわけだから、そのサイトまるごと有害扱いだろう。他のゲームの攻略や作者の日記も含めて。


それから、「その他の著しく性欲を興奮」というのも、政府や警察の思いのままだ。
「警官が女子高生のスカートの中をエスカレーターで盗撮」という事件を暴露したサイトはどうだ?
女子高生のスカート…ハァハァ…むしろスカートの中など飾りです! エロくない人にはそれがわからんのです! 女子高生のスカート…ハァハァ…けしからん、まったくけしからん、著しく性欲を興奮させる。これは有害情報だ。
他にも著しく性欲を興奮させる有害情報には…セーラー服、制服、競泳用水着、ツンデレツインテール、黒ロング、絶対領域…ハァハァ…など多様なものがあり、これらを恣意的に規制することができる、きわめて危険な法なのだ、青少年ネット規制法は。


刑法176条〜182条あたりは、判例と併せて読むと、著しく性欲を興奮させる上に、その刑法の条文にある犯罪をやってみたいと思うヤツも出てくると思うのですが、ネットで刑法を読むことも禁止される?