神奈川県で、残虐ゲームは「有害図書」に指定

残虐ゲームを有害図書指定 神奈川県が全国初
http://www.sankei.co.jp/news/050302/sha053.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000059-kyodo-soci
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/seisyonen/jihukusin/bunkazai/sokuhou/index17-2.htm
http://slashdot.jp/articles/05/03/02/1124211.shtml?topic=31
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オレが思いつく問題点は 2つ。

  • ゲーム内容と犯罪 (殺人・暴力) の相関関係は、まだ科学的に明らかになっていない。
    • 「犯罪を起こした少年はすべてゲームで遊んだことがある!! よってゲームをやると凶暴になる!!」という論法は、「犯罪を起こした少年はすべてコメを食べたことがある!! よってコメを食べると凶暴になる!!」のようなもので、非論理的である。
    • 暴力性との相関が「あるかもしれない」という段階なのに、いきなり規制するのは(・A・)イクナイ!! それなら、あらゆるものが…携帯電話、インターネット、テレビ、ハードロック、自動車・バイク、格闘技、お菓子、マンガ、コーヒー…規制の対象になりうる。
  • どんなゲームを「残虐である」と判定するのか。その判定は妥当なものか。残虐の定義は。
    • 残虐の定義があいまいなまま条例が施行されれば、本来の目的とは異なる用途…例えば特定の思想を弾圧する目的で…「このゲームは 私が思うに 残虐である! よって有害図書に指定し、18歳未満への販売を禁ずる!!」…この条例が悪用されるのではないか。

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ところでここに、とても残虐なゲームがある。

  • 部下は上官に絶対服従。命令を受けたら、敵陣に突入し敵を抹殺する。また逆におとりとなって敵に虐殺されるような命令も、忠実に実行しなければならない。
  • 敵を捕虜として捕らえたら、奴隷として前線に送り込み、かつての味方どうしで殺し合いをさせることができる。

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「将棋」だ。