効果的な学習法: 知識を定式化する20個のルール (16/20)

(This is a translation of "Effective learning: Twenty rules of formulating knowledge" by Dr Piotr Wozniak)

16. 文脈の手がかりで問題文を簡略化

SuperMemo 2000/2002カテゴリ機能を使うと、異なる知識領域の問題を 異なる外観にでき (異なるテンプレート)、参照ラベルを使い(タイトル・著者・日付・etc)、サブカテゴリを明確にラベルづけできます(例: 化学ならchem、数学ならmath といった文字列)。この機能のおかげで 問題文を簡略化できます。問題文のなかで前後関係を示す必要がなくなるからです。下の例では、うまく定義された接頭語 bioch: をつけて キータイプの量・文字の量を節約し、しかも GRE を Graduate Record Examination (アメリカやカナダの大学院進学の共通試験) と混乱しないようにしています。ここで推奨した例では、ラベル bioch で問題が始まるので、あなたの脳は 正しい文脈を使って 即座に処理を開始できます。最適とはいえないケースを処理するとき、一般向けのGREの意味(訳注:大学院進学の共通試験)が思い浮かぶせいで 貴重な数ミリ秒を無駄遣いし…さらに悪いことに…脳の間違った領域が発火し 記憶の干渉を引き起こすのです!

問題文が長いので記憶の干渉が起こりやすい例

Q: GRE は 生化学の分野では何を意味する?
A: グルココルチコイド応答エレメント(glucocorticoid response element)

文脈ラベルのおかげで成功しやすい例

Q: bioch: GRE
A: グルココルチコイド応答エレメント(glucocorticoid response element)